熱中症 Heatstroke

熱中症とは?

木漏れ日

「熱中症」は日射病や熱射病などの総称

暑熱環境下においての身体適応の障害によって起こる状態の総称で、屋内外を問わず高温や多湿等が原因となっておこる症状です。
高温多湿で体も熱さに慣れていない6月から、猛暑の7月・8月・9月あたりにかけて起こりやすく、場合によっては死亡事故に至るケースも見受けられますので、異変を感じたらすぐ医師にご相談ください。

かかり易い原因

環境

  • 前日より急に温度が上がった日
  • 湿度が高い日
  • 室内作業をしている人が急に外に出て作業した場合
  • 作業日程の初日から数日間が起きやすい

素因

  • 5歳以下
  • 65歳以上
  • 肥満
  • 脱水傾向の人
  • 発熱のある人
  • 睡眠不足

予防方法

予防

  • 日射を防ぎ、風通りのいいところで過ごす。
  • 運動、就労前に内臓の負担にならない程度に出来るだけ水分を取る。
  • 発汗によって失った水分塩分の補給をこまめに行う。
  • 塩分の補給にはみそ汁やスープなど塩気の感じられる体液と塩分濃度が近いものがいい。
  • 睡眠を十分とる。
  • 休憩をとりながら作業する。

熱中症の主な症状

※以下の症状が表れた場合はご来医院ください。また、動くことができなければ救急車を呼んでください。
 

040_o 熱失神
めまい・失神を起こす。

040_o 熱けいれん  
痛みを伴った筋肉のけいれんが起きます。

040_o 熱疲労  
顔が青白い状態になり、めまいや頭痛、吐き気を伴うこともあります。

040_o 日射病  
全身の倦怠感、吐き気、あくびなどの症状が現れ、やがて頭痛や意識障害などを起こします。体温が急上昇し、時に40℃を越える場合もあります。

040_o 熱射病  
顔などが赤く熱っぽく、汗はかかず、39℃を超える高熱を発していることが多い。
めまいや吐き気、頭痛のほかにも意識障害、昏睡、全身けいれんなどが起きる場合もあります。
最悪の場合死に至る危険もあり、極めて危険な状態です。

熱中症にならないために

  • 暑い日は無理な運動は避けましょう。
  • 外出時は日陰を選んで歩きましょう。
  • つばの付いた帽子や日傘を利用し、風通しのよい服装に心がけましょう。
  • 外出、運動、作業の前後にはしっかり水分をとりましょう。
  • のどが渇く前から水分を補給しましょう。(軽い脱水状態ではのどの渇きを感じません)
  • 発汗によって失った水分や塩分の補給はこまめに行いましょう。(スポーツドリンクや0.2%の食塩水がいい)
  • 睡眠を十分にとり、深酒などは避け、体調管理に努めましょう。

夏バテを起こす生活習慣チェック!

夏バテの原因は、主にビタミンやミネラル・たんぱく質などの不足と、冷房による自律神経の乱れ。夏バテを起こしやすい生活習慣チェックリストをみてみましょう!

~夏バテ危険度チェックリスト~
  • 火を使わない料理が多い
  • 食事は麺類やアイス、果物など簡単に済ませがち
  • 野菜はほとんど食べない
  • 冷たいジュースや炭酸飲料、ビールをたくさん飲む
  • 水分を控えて汗をかかないようにしている
  • 冷房の効いた場所にいることが多い
  • 暑いので入浴はシャワーで簡単にすませる
  • 寝るときもクーラーをかけて寝ている
  • 夜遅くまで起きている
  • 運動はほとんどしない
該当項目0~2個 生活習慣はOK! この調子で生活習慣に気をつければ大丈夫です。
該当項目3~5個 要注意! このままいくと夏バテを起こしてしまう可能性があります。
チェックがついたところをなるべく減らすようにしましょう。​
該当項目6~8個 夏バテの可能性大! 日ごろから疲れが貯まりがちなのでは? そうでなくとも、夏の終わりにどっと疲れが出る可能性が!
該当項目9~10個 夏バテを起こすというよりすでにバテているかも? 至急、環境や食事面の生活習慣の見直しをしましょう。

暑い夏は、冷たいジュースやビールを一​気飲みしたくなるもの。でもそれが夏バテを起こす原因になってしまうので、誘惑に負けず、上手に水分補給するようにしましょう。

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